こんにちは!
ぱぱじょーです(^ ^)
以前、「子どもの体力について」の記事を書きました。
体力には、「防衛体力」と「行動体力」があり、
筋力、瞬発力、柔軟性、スピードといった行動体力の機能を、運動を行うことで刺激して成長させていこう!というお話しでした。
運動を行うことで育つのは、体力だけではなく、運動の「技術」や「感覚」も発達します。今回は、そんな「運動のスキル」と「運動時に育つ能力」についてをまとめてみました!
運動スキル
①移動系運動スキル
歩く、走る、這う、跳ぶ、スキップする、泳ぐなど
ある場所から他の場所へ動くスキル
②平衡系運動スキル
バランスをとる、渡る、浮く、乗る、片足で立つなど
姿勢の安定を保つスキル
③操作系運動スキル
投げる、蹴る、打つ、捕る、担ぐ、ボールをつくなど
物に働きかけたり、操ったりする動きのスキル
④非移動系運動スキル
押す、引く、ぶらさがる、つかまる、支えるなど
その場での運動スキル
いわば、運動の「動詞」です。
動詞は上記の4種類のいずれかのスキルに分類されます。
運動時に育つ能力
①身体認識力
身体部分(手、足、膝、指、頭、背中など)とその動き(筋肉運動的な動き)を理解・認識する力です。自分のからだが、どのように動き、どのような姿勢になっているかを見極める力です。
※ジャングルジムの中を頭をぶつけずにスイスイとくぐったり降りたりする力。
②空間認知能力
自分のからだと自己を取り巻く空間について知り、からだと方向・位置関係(上下・左右・高低など)を理解する能力です。
※自分に向かって飛んでくるボールを掴むための距離感を把握する力。
これら2つは感覚的なものですが、幼児期にあそびの中でたくさん経験しておくことで、能力を向上させ、苦手意識を持たないようにさせることも大切だと思います。
小学生くらいの年頃になると、人前で運動が出来ないことを恥ずかしく思い、出来ないことは無意識のうちに避けるようになったりします。
出来ない → 苦手だと思い込む → やらない
という運動の負のスパイラルに陥らないようにしたいものです(>_<)
年齢による発達の特徴
3~4歳
走力や跳力、投力、懸垂力などの基礎的運動能力が備わってきます。
はじめは、細かな運動はできないので、跳んだり走ったりの全身運動が多くなります。
4~5歳
手先や指先の運動が単独に行われるようになります。
縄を回したり、結んだりといった操作系の運動スキルが発達します。
ボール投げは、性差が顕著に見られる傾向にあり、4歳半以後からは、男の子の発達が女の子に比べて大きくなります。
5~6歳
筋力の発達と共に協応動作が発達し、3歳児の2倍近くの距離を跳べるようになります。
また、競争意識が芽生えたり、情緒も発達してきますので、あそびから一歩進んで、ルールを守ることやチームに分かれての競争などの経験も大切になってきます。
さて、全年齢に共通して、走ることは運動の基礎であり、走ることは運動の主役であります!
日本ではどこの運動会でも必ずといっていいほど「かけっこ」・「徒競走」の種目はあると思います。
陸上競技でも400mリレーは花形種目です!
走ることは全身運動で、腕を振る力、足の蹴り出し力、ももを上げる力、体幹を安定させる力も必要です。
とにかく普段から走り回ってる子って割と運動が得意な子が多いですよね(笑)
様々な動きの基礎となる、走りは運動の主役なのです。
※年齢別の鉄棒運動や縄跳び運動の練習法なども今後紹介したいと思います。
まとめ
こうした幼児の発達段階をふまえて、運動能力・スキルを発達させるには、興味ある遊びを自発的にくり返し経験させることが大切です。
前回と重複するようですが、あそびを通じて運動能力は発達していくからです!
幼稚園や小学校のグランドや公園にも様々な遊具があり、それらで遊ぶことで、自然と色々な運動スキルを発達させることが出来ます。
運動は、栄養と同じように偏りなく、バランスよく色々な運動に取り組むことが大切だと僕は思います。
栄養は「1日30品目」食べなさいとよく言われてきましたが、僕も自分の体操の時間には、走る、登る、掴む、投げるなど運動スキルを30種目程入れる指導案を組んだりしていました。
跳び箱を跳んで、机をくぐって、鉄棒にぶらさがって、椅子乗り越えて、縄を渡って、台に登って飛び降りて、ボールで的当てをして、前転をして、また跳び箱を跳んで、、、、(繰り返しのサーキット運動)
みたいな感じで、色々考えるもの楽しいですよ♪
子どもは好きなことであそびます。
それは当たり前!といえばそれまでですが、幼児のうちはあそび方を知らないということも考えられます。
大人があそびを教えたり、一緒にあそんだすることで、子どものあそびの世界は一気に広がります!
実際に、幼稚園の自由あそびの時間に、保育者が一緒に入ることで子どもの運動量(歩数)が格段にアップしたという実例もあります。
一緒に身体を動かせなくても、少しあそびのヒントを与えたり、出来たことを褒めたり、見守ってあげることで子どものヤル気スイッチはオンになったりします。
ぜひ、子どもと一緒にあそべる時期にたくさんあそんで、より良い親子関係にしたいですね!
明日は、公園でいっぱいあそんで筋トレしたいと思います!(笑)
読んで下さった方、ありがとうございます(^人^)
それでは、また!